「CBT試験」「CBT方式」とは? | 「CBT」と「IBT」の違いは? |
CBT試験が増えているワケは? | CBT方式が向いている試験は? |
Odyssey CBT 7つの強み | Odyssey CBTの導入実績 |
Odyssey CBTの導入事例 |
CBT方式・CBT試験の「CBT」とは、「Computer Based Testing」の略称で、文字通り、コンピューターを使用した試験方式のこと。コンピューターのディスプレイに問題が表示され、マウスやキーボードを使って選択肢を選んだり、答えを入力したりして解答します。
試験(テスト)には、いくつかの方式があります。もっとも代表的な方式は、問題・答案用紙を紙に印刷して配布して実施する「PBT=Paper Based Testing」。PBT試験と対比して、コンピューターを用いて行う試験が「CBT」と呼ばれています。
CBT試験の多くは試験会場へ出向き、試験会場のコンピューターを使用して受験します。試験会場では運転免許証などの身分証明書を提示し、受験する本人であることがきちんと確認されます。また、試験官が認証を行ったうえで開始し、試験中も監督・監視のもとで受験するため、カンニングなどの不正行為が防げ、公正に試験が実施されます。
試験方式 | CBT方式 (Computer Based Testing) |
IBT方式 (Internet Based Testing) |
---|---|---|
特徴 | 試験会場で用意されたパソコンを使用して受験する | 受験者自身のパソコンなどを使用して受験する |
メリット |
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デメリット | 指定の日時に試験会場へ行く必要がある |
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コンピューターを使用した試験には、「IBT=Internet Based Testing」という方式もあります。コンピューターを使用する点はCBTとほぼ同じですが、多くのIBT方式は「いつでも」「どこでも」テストを受けられることが最大の特長。自宅にいながら自分のパソコンを使用して試験ができ、パソコンだけでなく、タブレットPCやスマートフォンなどに対応している試験もあります。
IBTは、受験場所や試験会場を予約するといった手間がなく、試験開始のタイミングは本人が選べるという利点がありますが、本人確認やカンニングといった試験中の不正防止が難しく、CBTと比較すると厳密性が保たれないという欠点もあります。
2020年の新型コロナウイルス流行以降、数々の物事が従来のやり方を変化させました。たとえば、社会人・企業では出社とテレワークをうまく活用するハイブリッド勤務が増加し、学生・学校は対面授業を中心に、一部オンラインを活用した授業体系に変わりました。
検定試験や認定資格だけでなく、政府機関(文部科学省など)も従来のやり方を変えるため、さまざまな場面でのCBT方式による学習機会や試験・テストの実施が始まっています。2024年現在、大学共通テストでのCBT導入はまだ課題があり先送りとなっていますが、個別の大学では国立・私立を問わず、入学者選抜においてCBTが導入され始めています。また、GIGAスクール構想に伴い、文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)の導入も進んでおり、小・中・高等学校等でのCBT活用が広まっています。
このような変化に伴い、検定・認定資格も集合型のPBT試験から、分散型として対応できるCBT試験を採用・移行する傾向が見受けられます。
CBT試験の採用・移行に際しては問題の漏えい、運営方法の見直し、試験形態の変更など、さまざまな不安や懸念もありますが、CBTに移行することで受験者、試験の主催団体それぞれに次のようなメリットがあります。
試験方式 | CBT方式 (Computer Based Testing) |
PBT方式 (Paper Based Testing) |
IBT方式 (Internet Based Testing) |
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向いて いる試験 |
マークシート方式の |
論述式問題の |
厳密性を求めない |
CBT試験は、問題とともに正誤情報や採点ルールを設定し、自動的に採点を行います。そのため、マークシート方式で実施する試験などは、CBT方式への切り替えが検討できます。
一方、受験者の解答を読み、採点者が判断(判定)して正誤を採点する問題、いくつもの正答を持つ問題、論述式問題が含まれる試験は、紙で行うPBT方式が適しているといえます。
IBT方式はCBT方式と比べて不正防止が難しいため、認定試験ほど厳密性を求めない簡易的なテスト、学習の成果や理解度を測定するアセスメントテストなどが向いているでしょう。
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Odyssey CBTの導入事例をご紹介します。
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ビッグデータや機械学習、Webサービス開発などの、幅広い分野で大きく注目されているプログラミング言語のPython(パイソン)。このPythonの専門知識を評価する資格試験「Pythonエンジニア認定試験」は、Odyssey CBTを活用して配信されています。 Odyssey CBT導入の経緯やそのメリット、今後の展望などについて、一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事の吉政忠志氏にお話をうかがいました。
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