弊社が社会貢献活動として実施しているオデッセイ コミュニケーションズ奨学金の2019年奨学生に選ばれた斉藤 智哲さんが統計検定 2級CBTに合格され、その合格体験記をお寄せいただきました。統計検定CBTをご受験になる皆様のご参考になりましたら幸いです。
斉藤 智哲さん(一橋大学 商学部3年)
まず受験するにあたっての事務的な点と、受験そのものの難易度について、最後に勉強方法について述べる。
CBTで受験したので、開催日程が非常に多く、自分の都合に合わせて受験計画を立てることができた。また、1度だけ日程変更をすることができ、その点も助かった。コンピュータで受験するうえで不自由さなどは特になく、受験環境は良好であった。受験直後に得点を知ることができ、結果待ちでヤキモキする必要がなかったのは精神的に大きいと思う。受験の曜日や時間にもよると思うが、受験者が多く非常に混雑するということもなく、スムーズに周りを気にせず受験できた。テストセンターの規模的にも、その点には配慮しているように感じた。
受験の難易度としては、大学の教養科目で学ぶレベルということになっているが、前半の問題のほとんどは高校レベルの数学の知識で解ける問題だと思う。後半の問題に関しては、大学や教授の指導方法によって異なると思うので一概には言えないが、講義をしっかり聞いていればある程度勉強すればすぐに解けるようになるくらいの難易度だと思う。それを踏まえて、個人的には、仮説検定以降の分野に最も注力するべきだと思う。
勉強方法については、過去問を中心に使い、公式テキスト、またWebサイトの解説も参考にした。具体的には、過去問を時間を計らずに一度解いて、自分がわからなかった分野をテキストもしくはWebサイトをもとにやり直し、類題も解けるようにする、そして別の過去問を解く、という流れで進めるといいと思う。別の統計の教科書を持っている人であれば、過去問のみの購入でも良いと思う。Webサイトには類題や解説が豊富にあるので、教科書がなくても大きな障害にはならないと思う。
2019年09月19日