Odyssey CBTオデッセイコミュニケーションズのテスティングサービス

他社と比べて実感したOdyssey CBTの利点

ビッグデータや機械学習、Webサービス開発などの、幅広い分野で大きく注目されているプログラミング言語のPython(パイソン)。このPythonの専門知識を評価する資格試験「Pythonエンジニア認定試験」は、Odyssey CBTを活用して配信されています。
Odyssey CBT導入の経緯やそのメリット、今後の展望などについて、一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事の吉政忠志氏にお話をうかがいました。

【お話をうかがった方】

一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
吉政創成株式会社 代表取締役
吉政 忠志氏

条件面が折り合わず他社のCBTシステムから乗り換え

━━━━Odyssey CBTを導入した経緯を教えてください。

私は、「Pythonエンジニア認定試験」以外にも、いくつかの認定試験に関わっています。そのなかの一つに、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsの専門知識を評価する「Rails技術者認定試験」がありますが、2011年にこの資格試験を立ち上げた際に、初めてOdyssey CBTの試験配信サービスを利用しました。

それまで、その他の認定試験では他社のCBTシステムを使っていたので、「Rails技術者認定試験」をはじめる際も、その会社と交渉したのですが条件が合わず、別のCBTシステムを探すことに。そんなとき、関係者に紹介されたのがOdyssey CBTでした。実際に使ってみたら非常に良かったので、「Pythonエンジニア認定試験」の立ち上げ時には、最初からOdyssey CBTで試験を配信することを前提に話を進めていきました。

これまでに経験のない、想定以上のきめ細かいサポートが魅力

━━━━CBTシステムを乗り換えて、もっとも良かったこととは?

一番良かったのは、充実したサポート体制ですね。他社は、極端に言えば「試験はやりますが、後はすべて自分でやってください」というスタンスでしたが、Odyssey CBTは運営面も含めてとにかくサポートがきめ細かい。それは、最初の試験問題をシステムに搭載する段階から違いがありました。他社では、こちらが提出した試験問題をそのままシステムに流し込むだけですが、Odyssey CBTでは問題を一度チェックしていただけます。誤字脱字がないかだけでなく、解きやすい設問になっているか、間違った理解をしてしまうような書き方になっていないか、といった細かい文章の推敲・校正までしてくれるのです。その結果、実際の配信前に誤記が見つかったりしていますので、このサービスはとても助かっています。

他社のCBTシステムに不満があったわけではなかった

━━━━そのほかに、実際に使って気づいた利点はありますか。

Odyssey CBTでは、試験配信以外にも、合格者への認定書発行の代行もやってもらえます。認定書の作成・発送・管理はかなり手間のかかる作業で、ほかの認定試験の運営では、この業務に予想以上の時間と労力がかかっていましたから、この点もとてもありがたいです。その他にも、受験者データを取得する際のシステムの使いやすさや、学割プログラムが最初から使えたことなども良かった点です。

それから、これはぜひ言っておきたいのですが、担当者の対応の良さにも非常に満足しています。当社からの問合せには常に素早く応えてくれますし、こちらの作業が遅れがちなときに調整いただけるのはもとより、提出期限の少し前のリマインドやいろいろな気配りをしつつ、しっかりとスケジュール管理をしてくれるので大変助かっています。
それまで、他社のCBTシステムに特に不満があったわけではないのですが、「Odyssey CBTを使ってみたら、もっと素晴らしかった」「両方使ってみて、初めてその違いに気づいた」という感じです。

マーケティングに集中できたことが、試験開始一年目から成功した要因

━━━━スタートから1年が経ちました。現状の実施状況について教えてください。

おかげさまで、「Pythonエンジニア認定試験」の科目「Python 3 エンジニア認定基礎試験」は、スタートから1年で約1,500人の方に受験していただきました。とても良いスタートが切れたと思っています。国家試験だと、1年目から万単位の受験者が集まることもありますが、民間試験の場合は、20~30万人規模の受験者がいる大手の試験でも1年目は200~300人ということがあります。「せっかく受けても試験がなくなってしまうんじゃないか」と思う人がいるので、最初の1~3年はどうしても苦戦することが多いのです。

今のところ、2年目は受験者数が1年目の1.5倍くらいになると予想しています。こうして受験者数を順調に伸ばせているのも、Odyssey CBTによるところが大きいです。先ほどお話したように、サポート体制が充実しているから、こちらは運営部分をかなり省力化でき、その分、この試験をより多くの人に知ってもらうためのマーケティング活動に集中できます。これは、立ち上げたばかりの認定試験にとって大きなメリットです。
また、オデッセイさんのほうでも積極的に普及活動を支援してくれます。試験センターやスクールの方を集めたセミナーに登壇する機会をいただいたり、受験者1,000人達成のキャンペーンを展開していただいたり・・・。そういった点もOdyssey CBTで良かったと思うところですね。

Pythonエンジニア認定試験

PythonED

汎用のプログラミング言語Pythonの専門知識を問う試験。Pythonは、ビッグデータや人工知能(AI)、Web開発など幅広い分野で使われ、米国では求人件数がJavaに次ぐ2位、日本でも2年間で求人数が2倍に伸びている人気言語。Pythonのプログラミングフィロソフィーである「Pythonic(パイソニック)」を正しく理解し、Pythonの素晴らしさを最大限に引き出せるエンジニアを多く輩出することを掲げ、2017年6月に開始。基本的な文法基礎を問う科目「Python 3 エンジニア認定基礎試験」に続き、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う科目「Python 3 エンジニア認定データ分析試験」、「Python 3 エンジニア実践試験」も実施。

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統計検定

統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験の「統計検定」。総務省、文部科学省の後援のもとに実施されている統計検定は、試験用紙(紙)を使った検定試験に加え、2016年8月より、統計検定の2級と3級がCBT方式による試験(コンピュータで実施する試験)でもはじまりました。 CBT導入の経緯やメリットなどについて、一般財団法人 統計質保証推進協会 事業委員会 委員を務める慶應義塾大学大学院教授の渡辺美智子氏にお話をうかがいました。

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